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『よるあそび』~夜遊び

眠らない喧騒の街での『よあそび』~夜遊びとは違う、

『よるあそび』は、静かな静かな夜の風流ということにしましょう。

明かりは、ろうそくと小さな電球とホタル。


無事に舅の49日法要が終わって、

その日の晩、ホタル見会に行きました。

ブログのネタにはもってこい!だったんだけど、

この体験を文章にできるだろうか?・・・・・心配。

かなり宮沢賢治風味な夜だったので、

私の貧相なボキャブラリーではぶち壊してしまうに違いない。

感動すればするほど、表現することが困難になる情けなさ。


ホタル見会の場所は、このブログにも何度か紹介させたいただいた

山のおじさん(!)運営の院内スカウトハウス「一只」。

山のおじさん(うちの父も)が生まれ育った古民家。

私も、小さい頃は、祖父母に会いにここへ来てた。

今は、ちょっと違ったスピードで時が流れる桃源郷。

その時の流れが、訪ねてくる人たちを和ませてるんですねぇ。

Cimg1929

↑ 玄関先。

桜の木で作ったわんちゃんたちと竹のランプ。


スカウトハウス「一只」へは、

公道から「く」の字に折れた、ちょっと勾配のある坂道を登って行きます。

坂には、等間隔で左右に、高さ20cmほどの竹筒が置かれてて、

暗くなると、竹筒の中のろうそくに火をつけて、

訪れる人たちの誘導灯になります。

足元を照らすと同時に、きっと”いらっしゃいませ”って言葉の代わりね。


7時過ぎくらいから、ホタルがぽつりぽつりと姿を見せ始めた。





          ちょっとドキドキ





でも、まだまだ!ピークは9時くらい!ということで、

庭先で、おしゃべりしながら待つことに。

山のおじさん夫妻におじさんのお友達御夫妻と私達親子。

テーブルの上で、和紙で作ったまん丸シェードのライトが

ほんわりとした明かりを放ってる。

”はじめまして!”の人とも、会話のはずむ不思議な空気。


おしゃべりの途中も、ホタルの数が気になってしかたない私。

ピークに向かって、ちくたくちくたく・・・・と時間が経っていく。

こういうよるあそびに明るさはいらないね。

自分の目が暗闇に慣れてきさえすれば、

いろんな夜の景色が見えてくる。


ほとんどのホタルが同じタイミングで点滅を繰り返してる。

ここは西日本なので、2秒に1回の点滅。

点滅のたび、つまり2秒毎に数は確実に増えてるので、かなりのスピードで

増えてるんだけど、暗闇にふわふわと浮かぶ光は

目の錯覚のような印象さえある。


見る見る間に増えて・・・・・何千?何万匹?ってくらいの数。


目の前に起こった現象を、一体、どう表現すればいいんだろう?


ひょっとしたら、昔の日本では

当たり前の景色だったのかもしれないけど、

今となっては、もはや奇跡の景色としか言いようがないかもね。

田植えを済ませたばかりの田んぼの水面に

ホタルの光が映る。


ふと空を見上げると、満天の星。

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